今回のご相談はこちら
ザックを背負ってると肩が痛くなっちゃう。
カラダに合ってないかも…汗
結構奮発して買った良いザックなんだけどなぁ~
ザックにサイズがあるって知らなかった…
どうやらサイズ選びには背面長がキーワードみたい。
背面長って何者…?汗
今回はザックのサイズについてのご相談。
ザックにサイズがあるのをご存じですか?
サイズの合っていないザックを背負って肩が痛くなった経験は…?
もしくはサイズを選んで買ったのに肩や腰がすぐ疲れちゃう…て経験は?
たまにランドセルを背負っているかのようなハイカーと山道ですれ違います。
はたまたカメの甲羅を背負っているハイカーにも遭遇したりして…
明らかにサイズが合っていないような…苦笑
この記事は、
- ザックのサイズについて
- 背面長の測り方
- 肩を痛めにくいザックの正しい背負い方
などなどについて、元アウトドアショップスタッフが分かりやすく解説します。
フィット感が微妙でザックの買い替えを検討の方や
サイズを選んで買ったのに肩が痛くなっちゃうって方に向けた記事となります。
ザック選びはサイズが合っているかを一番にチェックせよ!
ザック選びのポイントは
- 容量
- サイズ
- フィット感
ざっくりこの3つがザックを選ぶ時のポイント
容量とは、ザックの大きさ
荷物がどれだけ入るかという事です。
よく商品名や商品タグなどに表記されている二桁の数字が容量を示し、
「〇〇リットル」と表記します。
登山スタイルに合わせた容量選びがポイントです。
またサイズとは、ザックの背面の長さのコト
自身の体格に合ったサイズ選びが一番の重要ポイントとなります。
ザックのサイズを合わせる理由とは
ザックのサイズを合わせる理由はこんな感じ
- 自身の体格に合わせる為
- フィット感を高める為
- 背負った時の安定感
サイズの合っていないザックを背負うと後悔する理由
サイズの合っていないザックを背負うと
テンションだだ下がりになっちゃう理由がこんな感じ
- 肩や腰が痛くなる
- ザックがやたら重く感じる
- 背中でザックが不安定に感じる
どんだけ良いザックを購入してもそもそもサイズが合っていないと宝の持ち腐れ。
せっかく楽しみにしていた山登りも苦痛でテンションだだ下がり…
なのでザックのサイズ選びは、購入する際の非常に重要なポイントです。
ザックのサイズが合っているかを確かめる方法
ザックのサイズが合っているかを確かめる方法は
ズバリ!自身の背面長を知ること
自身の背面長を測り、その長さに対応したザックのサイズを選びましょう。
自身の体格に合ったザックを背負う事によりフィット感が高まります。
フィット感が高まると肩や腰の痛みから解放され、快適な山登りが楽しめます。
背面長の測り方&快適に背負えるフィッティング方法
背面長とは
背面長とは、背中の長さのこと。
首の一番出っ張った骨から骨盤までの長さを言います。
ザックのサイズ表記では
「S・M・L」もしくは「S/M、M/L」などがあります。
背面長は、身長の高さに比例して長くなるという事は無く、個々の体格により違いがあります。
「身長が高いからLサイズにしとこう…」
「身長が低いからSサイズで大丈夫…」
こんなサイズの決め方をすると後で後悔する羽目に…
身長が高くても背面長が短い人もいれば、身長が低くても背面長が長い人もいます。
なのでザックのサイズ選びは、自身の背面長を知ることが一番の決め手となります。
背面長の測り方
では実際に背面長の測り方をご紹介します。
今回は、ザック界のロールスロイス〈GREGORY〉を参考に解説いたします。
用意するのはメジャーのみ。
ひとりでも計測出来ますが120%腕がつります。
誰かに測ってもらった方が正確かつ安全に計測出来ると思います。
✓ 計測ポイントは第七頸椎から骨盤のトップ位置
1:首の第七頸椎
下を向いた状態(おへそをチラ見する)で、首の骨が一番出っ張ったポイントを探します。その位置が第七頸椎です。
2:骨盤のトップ位置
骨盤の一番出っ張ったポイント(腰に手を当てる箇所)を探します。そのポイントを左右で結んだラインの中心点が計測ポイントとなります。
✓ 測った背面長の長さとメーカーサイズ表から適正サイズを選びましょう
例えばグレゴリーのザックの場合、
測った背面長が48.0㎝だったならば、適正サイズは〈Mサイズ〉となります。
正しく背負うフィッティング方法
サイズが計測できたなら、実際に背負ってフィット感を確かめましょう。
フィット感を確かめる時にチェックすべきポイント
1:ショルダーハーネスと肩とのフィット感
2:背中とザック背面とのフィット感
3:腰とヒップベルトのフィット感
正しくザックを背負うと
・ 荷物が重く感じず長時間背負っても肩が楽
・ 背中でザックが揺れず、足元の不安定な山道でも安定して歩ける
「 ザックは肩で背負わず腰で背負え! 」
これ、山の先輩に口酸っぱく叩き込まれたお山のオキテです。
いくら良いザックでも背負い方を間違えると宝の持ち腐れ…
肩や腰への負担が軽減し、快適に山歩きが楽しめるフィッティング方法を習得しましょう。
✓ 正しいザックの背負い方
ステップ其の一:ヒップベルト
ザックを背負ったら、まず最初にヒップベルトの位置を確定します。腰に手を当てる位置を目安にヒップベルトを8割のチカラで固定。上下にザックを揺すってみて、しっかり骨盤でザックの重量を受け止めている感覚があれば大丈夫です。
ヒップベルトの位置が決まれば本締めします。
ステップ其の二:ショルダーハーネス
背中とザックの空間を埋めるようにショルダーハーネスのストラップを引き寄せます。キツく締めすぎるとヒップベルトの位置が変動するので注意が必要。ザックを軽く左右に振ってみてブレる感覚が無ければ大丈夫です。サイズが合ってなければショルダーハーネスと肩に隙間が生まれます。肩のカーブとショルダーのカーブが隙間なくフィットしているかをチェックしましょう。
ステップ其の三:チェストベルト
腰と背中の固定が終わったら、胸元のチェストベルトを固定します。チェストベルトの高さは鎖骨から手の平ひとつ分ほど下の位置が目安。強く引き過ぎると胸元が苦しく呼吸が浅くなるので、ショルダーハーネスが歩いていて左右にズレない程度で大丈夫です。
ステップ其の四:トップスタビライザー
最後にトップスタビライザーを調整します。
大型ザックになると、肩より上のザックの位置がカラダから離れていると重心が外に向きブレる原因となります。ザック上部もカラダに引き寄せるようストラップを調整します。頭が自由に動く範囲で適度にストラップを引き寄せましょう。
背面長が調整できるおすすめザック
ザックの背面長には〈固定タイプ〉と〈可変タイプ〉があります。
〈可変タイプ〉なら、ショルダーハーネスが上下にスライドすることが出来、
背面長の長さを微調整することが可能。
もしフィット感が微妙に感じた時でも、可変タイプなら背面長の長さを微調整出来るので、
より個々の体格に合わせたフィッティングが可能です。
〈 背面長が調整出来る 〉人気モデルをピックアップしてご紹介します。
日帰りトレッキングから小屋泊登山、
またはステップアップ用に買い替えを検討している方におススメです。
▼ 抜群のフィット感が定評の〈GREGORY〉 包み込むようなフィット感がおススメ!
▼グレゴリーのおススメ〈ウィメンズモデル〉
▼機能性&軽量で人気の高い〈オスプレー〉 業界人の使用率が高いおススメブランド
▼オスプレーのおススメ〈ウィメンズモデル〉
▼タウンでも人気の〈ザ・ノースフェイス〉 男女兼用サイズのおススメモデル
まとめ
今回は〈ザックのサイズと正しいフィッティング方法〉をご紹介してみました。
快適にザックを背負うには、体格に合ったサイズ選びと正しい背負い方がポイントです。
体格に合ったサイズを選ぶには、自身の背面長を知ることが必要不可欠!
適正サイズで正しく背負うと重いザックを長時間担いでも肩と腰の負担が軽減して快適に歩けます。
背面長の測り方はメジャーがあれば至って簡単。
ショップに行けば専用器具で測ってくれるので今すぐチェックしてみてくださいね。