今回のお悩みはこちら
登山に行ったら毎回靴擦れになっちゃう…
しっかり履き比べして買ったのに…汗
靴擦れ防止の対策ってあるかしら?
もし靴擦れになっちゃったらどうしたら良い…?
今回のお悩みは〈靴擦れ〉について
もし登山中、靴擦れになってしまったならば、前に進むも後退して下山するも鬼の形相…
やっちまった登山あるあるです…汗
この記事を読むと分かること
- 靴擦れの原因
- 靴擦れ防止の対策方法
- もし靴擦れになってしまった時の対処法
靴擦れにお悩みの方や、対策方法を知りたい方におススメの記事です。
靴擦れの原因
地味にダメージの大きい登山トラブルが〈靴擦れ〉
やっちまった感が半端ない登山トラブルのひとつです。
なぜ靴擦れが起こるのか…?
その大きな原因がこの5つ。
- 登山靴のサイズが合っていない(摩擦熱と圧迫)
- 靴下の厚み
- 靴紐の締め具合
- 歩き方
- 登山靴の蒸れや濡れ
靴擦れになる原因を知ることで、靴擦れ防止の対策が得られます。
ひとつひとつ詳しく解説していきますね。
原因その1:登山靴のサイズが合っていない
靴擦れの原因のひとつが登山靴のサイズです。
サイズが合っていないと登山靴の中で足に摩擦と圧迫が加わり靴擦れが起こります。
サイズが大きいと、
登山靴の中で足が動き、その時の摩擦熱が原因となり靴擦れとなります。
またサイズが小さいと、
常に足が圧迫された状態となり、歩行中のさまざまな圧力で靴擦れを起こしやすくなります。
原因その2:靴下の厚み
靴擦れの原因として、靴下の厚みも考えられます。
靴下の厚みによる原因がこんな感じ
・靴下のへたりで厚みが薄くなり、登山靴との間に隙間が出来てしまっている
・靴下が登山靴のサイズに対して厚過ぎ、足を圧迫している
・登山靴の中で靴下が折り重なっている
原因その3:靴紐の締め具合
登山靴のサイズが合っていても、靴紐の締め具合で靴擦れが起こります。
本来登山靴のサイズは、足を痛めないよう実寸に対して指一本ほどの余裕を必要とします。
なので靴紐をしっかり締めて調整しないと歩行中に足が動き靴擦れが起こります。
原因その4:歩き方
歩き方によっても靴擦れを起こします。
例えば直登する場合、つま先の角度が真っ直ぐ前方に向いた状態で登り続けるとカカトに負担が掛かりやすくなり、靴擦れが起こります。
また前足荷重による登り方が出来ていないと、かかとに負担が掛かりやすくなります。
原因その5:登山靴が蒸れていたり濡れている
登山靴の中が蒸れていたり、雨などにより濡れて湿った状態も靴擦れを起こす原因となります。
足が蒸れたり湿った状態が続くと皮膚がふやけて弱い状態となり、少しの衝撃でも靴擦れを起こしやすくなります。
靴擦れの対策
靴擦れを未然に防ぐ対策をご紹介します。
登山靴のサイズが大きい場合
登山靴のサイズが大きく足がズレる感覚がある場合の対策
・登山靴専用のインソールに入れ替えてみる
・厚みのある中敷きに変更してみる
専用のインソールや厚みのある中敷きを入れることにより、
靴紐では締め切れなかった隙間を埋め、ズレを防止することが出来ます。
靴下を変更してみる
購入当初は気にならなかったが、次第に登山靴の中で足がズレ靴擦れになったという場合、
靴下のヘタリが原因かも知れません。
しばらく履き続けた靴下は、ヘタって厚みが薄くなります。
靴下の厚みが薄くなると登山靴のサイズ感も変わってくるので新しく靴下を新調してみましょう。
また靴下のサイズも注意が必要です。
靴下のサイズが大きいと、登山靴を履いた時につま先やカカトがダブる様に折り重なり、靴擦れの原因となります。適正サイズの靴下を履くようにしましょう。
靴紐を正しく締めなおす
せっかくショップで履き比べて購入した登山靴でも、靴紐を正しく締めてないと意味無し!
本来登山靴は足を痛めないように指一本の余裕を持たせたサイズを選びます。
クッション性の高い靴下を履いて全体を包み込むように靴紐を締めるのが正しい履き方。
必ず登山靴に足を入れたらトントン正しい位置にカカトを合わせ、つま先から順番に足の甲と足首を適正なテンションで締め、足がズレないように固定しましょう。
登山靴の蒸れを解消する
長時間の歩行で足が蒸れていたり、雨などの環境で登山靴が湿った状態が続くと
足の皮膚がふやけて靴擦れになりやすい状況となります。
休憩のたびに足を開放してあげたり、定期的に靴下を履き替えるようにして
足を蒸れた状態のままにしないというのも靴擦れ防止の対策となります
靴擦れになりにくい歩き方
登山靴のサイズや靴紐の調整が正しくても、歩き方が原因で靴擦れになるケースがあります。
歩き方をちょこっと意識するだけで靴擦れを防止することができます。
例えば…
・ 大股で登らず歩幅を小さくして登る
・ 直登で登らずジグザグ登る
・ つま先の角度を意識的に広げ、逆八の字型で登る
・ 前足荷重で登る
一歩の間隔が大きく大股で登っていたり、
斜面に対して真っ直ぐ直登で登るとかかとに負担が掛かります。
歩幅を小さくするだけでかかとに掛かる摩擦を抑える事が出来、靴擦れを防止出来ます。
また直登ではなく意識的にジグザクに登ってみたり、つま先の角度を進行方向に対して真っ直ぐではなく、逆八の字型で登るだけでもカカトの負担を和らぎ靴擦れを防止することが出来ます。
つま先を真っ直ぐ正面に向けた状態で歩くと
カカトに摩擦が加わりやすいよ。
若干ガニ股を意識して登るとカカトの負担が減って楽かも!
歩く時の体重移動も重要です。
後ろ足に体重が残ったまま登るとかかとに負担が残ります。
しっかり前足に体重を乗せた前足荷重で登る様に意識すれば、かかとに掛かる負担が少なくなり、靴擦れの対策に有効的です。
靴擦れになってしまった時の応急処置
もしも登山中に靴擦れになってしまった時は、
・ 傷口を消毒し専用の絆創膏やテーピングで傷口を覆う
・ 小さい水疱ならクッションパッドなどで保護する
・ 大きな水疱の場合、殺菌した安全ピンなどで水疱を潰して水を抜き、傷口を保護する
靴擦れにならない為の対策グッズ
▼ 乾燥・水濡れの悪循環環境でも皮膚を長時間保護〈Protect J1 保護クリーム〉
▼ 適度な湿潤環境を維持する事で自然治療力を高める〈キズパワーパッド〉
▼クッション性の高いパッドで靴の圧迫や摩擦をを防ぐ〈バンドエイド マメ・靴ずれブロック〉
▼動きの多い部位や局面にフィットする皮膚感覚パッド〈リガート スキンケアーハイドロコロイド〉
まとめ
今回は、登山トラブルに多い〈靴擦れの対策〉についてご紹介してみました。
靴擦れの原因で多いのが登山靴の履き方。
正しく登山靴を履けば、事前に靴擦れ防止の対策が取れます。
ちょっとした工夫で靴擦れの登山トラブルから回避できるので、毎回靴擦れでお困りの方は、
今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。