【魔法の素材】メリノウールが真夏の登山におススメな理由

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焼き餃子はソース派、元アウトドアショップスタッフのZEENです。
ウスターソースで育ちました。

それはさておき…


今回のお悩みはこちら

・汗冷えして困っちゃう…乾きが早くて汗冷えしないおススメのインナー素材は?
・ショップで良く見かけるメリノウールの素材って何が良いの…?
・化繊素材って乾きは早いけどなんだか匂っちゃう…なにか良い速乾素材は…?


メリノウールってご存じですか?
アウトドアショップのインナーウエアや靴下でよく見るワード
一度は聞いたり見かけたコトがありますよね。

実はこのメリノウール、真夏の登山に最適な素材なんです。


今回は魔法の素材といわれるメリノウールについて、
元アウトドアショップスタッフがピンポイントで分かりやすく解説します。


メリノウールは真夏でもサラサラ!魔法の素材の秘密とは?

ウールと聞けばポカポカ暖かく保温性の高い素材だと思い浮かべるでしょう。
どちらかと言えば冬の素材の代名詞。

そんなイメージ…

しかしこのメリノウール、実は真夏の登山におススメなんです。
その理由はズバリ…

・ 優れた吸湿吸水性
・ 日差しをシャットアウトする強い断熱性
・ 汗のニオイを抑える抗菌防臭作用
 

メリノウールは汗や蒸れた蒸気を吸い取ってくれるので常に肌面はサラサラドライ
また抗菌防臭作用があるから嫌な汗のニオイを抑えてくれます。

これだけでも汗だくになる真夏の登山には非常に有難いのですが、
さらにこのメリノウール、強い断熱性があるので強~い日差しをシャットアウト。
その他にも高い保温性はもちろん、ソフトで柔らかく、汚れや難熱性に優れた魔法の天然素材なんです。


そもそもメリノウールとは?

メリノウールとは、メリノ種と言われる羊毛の種類。
最大生産国オーストラリアでの約75%はメリノ種と言われてます。
毛質が非常に繊細で保温性が高く、最高級の羊毛です。

メリノウールの種類

メリノウールを代表する種類はこんな感じ

フランスメリノウール

フランス限定地域で飼育されたメリノ種。生産量が少なく非常に希少価値が高い。

オーストラリアメリノウール

世界最大の生産国であるオーストラリア産メリノ種。最も白く非常に繊細でありながら丈夫で強いのが特徴。

ニュージーランドメリノウール

ニュージーランドの山岳エリアで飼育されたメリノ種。非常に生産量が少ないため、希少なメリノウール。


メリノウールの品質

最高級メリノ種と言われ、非常に細く繊細で柔らかいオーストラリアメリノウール。
そのオーストラリアメリノウールには繊維の太さによって品質が分かれます。
※繊維の太さは μ:ミクロン(マイクロン)と表示、数字が小さいほど繊細で柔らかい

スーパーエクストラファインメリノ16.5~17.5ミクロン
エクストラファインメリノ18.5~19.5ミクロン
ファインメリノ20.0~22.0ミクロン
ストロングメリノ23.0~25.0ミクロン

ちなみに1ミクロンは100万分の1メートル
ヒャクマンブンノイチメートル・・・

お口がポカンとフリーズ状態…そしてヨダレがナイアガラ…


たとえば、
人間の髪の毛がだいたい70~80ミクロンだそうです。
要するにメチャクチャ細いということ…

この繊細な品質だから、ウール特有のチクチク感がなく素肌に優しいので、インナーウエアに多く採用されています。


メリノウールが真夏の登山におススメな3つの理由

メリノウールのメリットはこんな感じ

・ ソフトで柔らかい肌ざわり
・ 非常に高い保温性
・ 吸湿吸水性に優れ汗冷えを防ぐ
・ 抗菌防臭作用で汗などの嫌なニオイを抑制
・ 断熱性があり紫外線をカットする効果あり
・ 難燃性があり燃えにくい
ご覧のようにメリノウールにはメリットが多く優れた天然素材です。
特に吸湿吸水性抗菌防臭断熱性は真夏の登山におススメです。

吸湿吸水性に優れ汗冷えを防ぐ

メリノウールの繊維の表面は、スケールと言われる魚のうろこのような状態。
このスケールが開いたり閉じたりして保水保湿をコントロール。

出典 一般財団法人 ケケン試験認証センター

繊維の表面は水を弾く撥水性であり、スケールの内側は水に馴染む親水性と正反対の性質を合わせ持っています。このスケールが汗などの水分や水蒸気に反応して開き、繊維の内側に水分を吸水し閉じ込めます。その反面、繊維の表面は撥水性のため汗や水蒸気を弾きドライな状態なので肌が濡れていると感じにくくなっています。

カラダは汗が蒸発した気化熱で体温が下がり汗冷えを引き起こしますが、メリノウールは肌面があまり濡れていないので気化熱による影響を最低限に抑え汗冷えを抑制しています。


・スケールの働きが保水保湿のポイント
・繊維の内側に水分を閉じ込め、表面は撥水性なので常にドライ
・肌面がドライなので、気化熱による汗冷えを抑制してくれる
 

抗菌防臭作用で汗などの嫌なニオイを抑制

メリノウールは天然の抗菌防臭作用があり、カラダのニオイの3大要素(アンモニア・イソ吉草酸・酢酸)で効果が実証済み。天然の抗菌作用によりバクテリアの繁殖を防ぎます。
※イソ吉草酸とは足の匂いの原因と言われる物質。

汗だくになってもニオイが抑えられるなんてマジ神!

断熱性が高く紫外線対策効果もあり

メリノウールは断熱性もあり熱い日差しを遮断。
またUPF(紫外線保護指数)は綿や化学繊維よりはるかに高くUPF30に相応。
高いUV対策効果もあり。
※約20分で肌が赤くなる紫外線量を想定した時、メリノウールはその30倍の600分効果が持続。
綿やポリエステルはUPF10程度。

 

紫外線カットの効果もあるなんてマジ仏!

メリノウールの天然素材パワー恐るべし!
まさに真夏の登山を快適にする魔法の素材。

真夏の登山の汗対策には迷わず化学繊維の速乾素材を選んでいたと思いますが、まだメリノウールのインナーウエアをお持ちじゃない方は、ぜひ試してみてください。
最強のアイテムをゲット出来るかも!

ZEENもメリノウールの靴下が手放せないぐらいお気に入り♡


ちなみにメリノウールのデメリットはコチラ ↓

・ 毛玉が出来やすく縮みやすい
・ 乾きにくい
・ 虫食いに弱く保管に注意
 
毛玉は繊維のスケールが絡み合って起こるので、なるべく摩擦を抑え手洗い時は揉み込まないコト。もし毛玉になっても、メリノウールなら非常に細く繊細な繊維なので、ブラッシングで毛玉は除去しやすい。

またウールは動物繊維でタンパク質を含んでいるため衣服害虫に狙われやすく、保管に注意が必要。しかし必ず洗濯し汚れを落とした状態でジップロック保管、またアイロンなどの熱処理で害虫被害が抑えられるそうです。

手入れや保管の仕方でデメリットも最低限に抑えられそうですね。

 

まとめ

ウールと言えばポカポカ暖かい冬の素材の代名詞として有名ですよね。
しかしこのウール、真夏でもサラサラ涼しく着用出来る魔法の素材なんです。

実はウールは吸湿吸水性・紫外線カット・抗菌防臭性に優れる天然素材。
まさに汗冷えや強い日差し、汗の嫌な臭いも抑えてくれる魔法の素材です。

さらにメリノウールなら非常にソフトで繊細なので肌触りが柔らかく、肌の弱い方やお子さんに優しい天然素材。チクチク感も無く、インナー素材としては最適です。

真夏のインナー素材選びでお悩みならば、メリノウールを試してみては!

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