【富士山】登山口が違えば難易度も違う?失敗しないルートの選び方

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みんなで富士山に登ろう!って盛り上がっちゃった。
ちょっと調べたら登山口がいろいろあるみたいな…

出来れば楽しく登りたいわね。
登山口によって難易度って違うのかしら…?


今回は、こんな疑問にお答えします。


内容はこんな感じ。

  • 富士山の【4大登山口】と【コースの特徴】
  • 登山口別による【難易度】【混雑度】


全ての登山口から山頂を制覇した、
富士山大好き!〈元アウトドアショップスタッフ〉のZEENが解説します。



この記事では、富士山の登山口である〈4つのコース〉をご紹介します。

初めて富士登山に挑戦する方は、コース選びの参考にしてくださいね。


登山口が違えば難易度も違う?無理なく登る為の富士山ルート選び

富士山には4つの登山口があります。

  • 吉田ルート(山梨県側)
  • 須走ルート(静岡県側)
  • 御殿場ルート(静岡県側)
  • 富士宮ルート(静岡県側)


登山ルートはこんな感じ↓

出典:fujisantozan.com

それぞれ登山口の特徴をご紹介します。

一番人気の〈吉田ルート〉

吉田ルートの特徴

  • 最も人気のあるコース
  • 山小屋が多く救護所もあり
  • 山頂でなくてもご来光が拝める
  • 登山道と下山道が別になっている
  • 登山口には更衣室やロッカーあり
  • ツアー客が多く大変込み合う

吉田ルート

出典:travelroad.co.jp

一番人気の登山コース
山小屋が多く救護所もあるので万が一の時でも安心
初めての富士登山におススメだよ!

メリット

・4つの登山口のなかで一番人気が高く登山者が多いのが特徴。
山小屋が多く救護所もあるので、怪我や体調不良の時でも安心。
・5合目には更衣室ロッカーがあるので非常に便利です。

デメリット

・登山ツアー客が多くシーズン中は常に混雑している。
・下山道で分岐点を間違って須走コースに下ると吉田口に戻れない
・登山客が多いためトイレの待ち時間が非常に長い


【登山口の標高】2,305m
【登り時間】約6時間
【下り時間】約4時間
【登り距離】約6.8km
【救護所】5・7・8合目にあり
【ご来光】5合目以上で見れる

評価 :2/5。

評価 :5/5。


吉田ルートはこんな感じ↓

出典:FUJIYAMA NAVI

砂走りで有名な〈須走ルート〉

須走ルートの特徴

  • 山頂までの距離が2番目に短い
  • 比較的登山者少なめ
  • 7合目付近まで樹林帯
  • 8合目から吉田ルートと合流
  • 下山道では〈砂走り〉が楽しめる
  • 樹林帯を抜けるとご来光が拝める

須走ルート

出典:travelroad.co.jp

途中まで樹林帯の中を歩くから癒されて気持ち良いかも。
下山道では砂利道を駆け下る〈砂走り〉がおススメ!

メリット

・8合目と合流するまでは静かな山道を楽しめる
・樹林帯を抜けた辺りからの雲海が綺麗で見応えあり
・下り名物の砂利道を滑り降りるように駆け下りる〈砂走り〉が楽しい

デメリット

・8合目から吉田ルートと合流するので混雑する
・下山道の分岐点でコースを間違えやすいので注意が必要
救護所が無いので怪我をした時に心配


【登山口の標高】1,970m
【登り時間】約6時間
【下り時間】約3時間
【登り距離】6.9km
【救護所】救護所なし
【ご来光】樹林帯を抜けると見れる

評価 :2/5。

評価 :3/5。

須走ルートはこんな感じ↓

出典:FUJIYAMA NAVI

超ロングコース〈御殿場ルート〉

御殿場ルートの特徴

  • 山頂までの距離が一番長く健脚向き
  • 登山者が少なく混雑しない
  • 下山道は〈大砂走り〉が楽しめる
  • 山小屋が非常に少なく救護所もなし
  • ほぼどこからでもご来光が拝める

御殿場ルート

出典:travelroad.co.jp

登山ルートのなかで一番距離が長いので有名。
上級者向けのコースだね。
下りの〈大砂走り〉が豪快で楽しい!

メリット

登山者が少ないので静かに山登りが楽しめ、混雑知らず
・景色が開けており、振り返った時の駿河湾が非常にきれい
・下りの〈大砂走り〉はまるで宙を舞っているかのように駆け下りることが出来て楽しい

デメリット

・やたら距離が長く救護所も無いので、完全に上級者向けコース
山小屋が少ないので、トイレや水分補給、緊急時の対策が必要
・目標物となる建物が無いに等しいので道に迷う危険性がある


【登山口の標高】1,440m
【登り時間】約7時間
【下り時間】約3時間
【登り距離】約10.5km
【救護所】救護所なし
【ご来光】ほぼどこからでも見れる

評価 :5/5。

評価 :1/5。

御殿場ルートはこんな感じ↓

出典:FUJIYAMA NAVI

一番最短距離の〈富士宮ルート〉

富士宮ルートの特徴

  • 山頂までの距離が一番短い
  • 吉田ルートの次に人気がある
  • 登山道と下山道が同じ
  • 剣が峰(最高峰)に一番近い
  • やや急斜面であり岩場が多い
  • 山頂付近じゃないとご来光が見れない

富士宮ルート

出典:travelroad.co.jp

吉田ルートの次に人気のコース
登山口から一番最短距離で登れるよ!

メリット

・登山口から山頂まで一番最短距離で登れる
・登山道と下山道が同じなので道に迷うことが無い
・山頂から最高峰の剣が峰まで一番近い

デメリット

・登山ツアー客が多く、吉田ルートに次いで混雑する
・最短距離のコースだが、その分傾斜が急で岩場が多い
・富士山南側ルートなので山頂付近まで登らないとご来光が見えない


【登山口の標高】2,380m
【登り時間】約5時間
【下り時間】約3時間
【登り距離】約4.3km
【救護所】8合目にあり
【ご来光】山頂から下は稜線上

評価 :3/5。

評価 :4/5。

富士宮ルートはこんな感じ↓

出典:FUJIYAMA NAVI


まとめ

今回は〈富士山の4大登山口〉について解説してみました。

登山ルートによって富士登山の楽しみ方も変わってきます。
初めて富士山に挑戦するなら、吉田ルートか富士宮ルートがおススメ。
登山客が多いので道迷いの心配も少なく、山小屋が多いので緊急時や休憩・トイレも安心です。

富士登山をご計画の際は、各ルートの特徴をチェックしてみてください。
同じ富士山でもルートによって違った登山の楽しみ方が味わえますよ!



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