今回のお悩みはこんな感じ
富士山の須走ルートってどんな感じ…?
初心者でも大丈夫かな…
富士山には登ってみたいけど混雑はちょっと苦手…
のんびり歩ける登山ルートってないかしら…?
こんなお悩みにお答えします。
この記事を読めば分かるコト
- 須走ルートの特徴と難易度
- 混雑を避けて富士山を楽しみたい方に須走ルートをおススメする理由
- 須走ルートじゃなきゃ味わえない富士登山の楽しみ方
富士登山は毎年夏山の恒例行事
全ルートを制覇した 元アウトドアショップスタッフの〈ZEEN〉が解説します。
混雑を避けて刺激的な富士山を楽しむなら【須走ルート】一択!
富士山には4つの登山ルートがございます。
その中でも須走ルートは、
・混雑を避けて静かにのんびり山登りを楽しみたい!
・でも静か過ぎるとちょっと物足りないから刺激が欲しい
…という方におススメです。
その理由はこんな感じ
- 登山道と下山道が別なので混雑なく歩ける
- 樹林帯の森の中をのんびり歩ける
- 途中から吉田ルートと合流して賑やかになるから退屈しない
- 下山道は須走名物〈 砂走り 〉が楽しめて刺激的
- 山小屋からのんびりご来光が拝める
須走ルートは混雑が苦手な人におススメ。
唯一樹林帯の中を歩けるルートだから静かに富士山を楽しめるよ!
山頂じゃなくても山小屋でご来光が見れるって素敵!
須走名物〈 砂走り 〉でザクザク駆け下りるように
下山出来るのもおススメよ。
それでは須走ルートの特徴をご紹介していきます。
7合目までは静かな樹林帯
須走ルートは、4大ルートの中で唯一樹林帯を歩けるコースです。
他のルートに比べると高山植物や自然を感じながら登れます。
森の中を癒されながら歩ける
7合目付近までは、比較的傾斜が穏やかな森の中を歩きます。
森の中を歩けるので強い日差しを遮ってくれます。
樹林帯の中を歩けるのは、富士山4大ルートの中でも唯一となります。
本8合目の合流地点まで混雑知らず
富士登山と言えば、シーズン中ずっと混雑で有名です。
しかし須走ルートは、ツアー客でごった返す吉田ルートや富士宮ルートと違い
登山客が少ないのが特徴です。本8合目の吉田ルートと合流するまでは、混雑知らずで静かに山登りを楽しむことが出来ます。
どこからでもご来光がみられる
須走ルートは、富士山東側から山頂を目指すルートとなります。
そのため樹林帯を抜けると どこからでもご来光が見えるのが特徴。
混雑や体調不良など日の出までに山頂に辿り着けなくてもご来光が拝めます。
登山道と下山道が別ルート
一般的な登山道は登り道と下り道が同じです。
そのため他の登山者とすれ違う際は崖から滑落しないよう注意が必要。
しかし須走ルートは登山道と下山道が別なので、すれ違い時の危険や混雑もございません。
本8合目で吉田ルートと合流
吉田ルートと合流する本8合目までは登り専用道なので、
すれ違う下山者も無く比較的のんびりと樹林帯を歩けます。
しかし吉田ルートと合流後は、これまでの山登りが嘘のように賑やかとなり混雑します。
また下山時も、吉田ルートとの分岐点を過ぎれば下山専用道になるので、
すれ違う登山客も無く下りに集中して歩けます。
下山道では分岐点に注意が必要
須走ルートの下山道では、吉田ルートとの分岐点で注意が必要です。
賑やかなツアー客につられて分岐点を見過ごし吉田ルートを下山してしまうともう最悪。
分岐点まで再び登り返さないといけません。
豪快に駆け下る事が出来る〈砂走り〉
須走ルートの最大の特徴が下山道での〈砂走り〉
細かな砂利道が延々と続き、「下りの一歩で2~3メートル進む!」と言われるぐらいの豪快な砂走りが楽しめます。一歩下りだすと、まるで宙を舞っているかのような感覚で駆け下りる事が出来るので富士登山名物として人気です。
砂走りを駆け下りるならスパッツは必需品!
パンツの裾汚れや登山靴に小石が入るのを防止してくれるよ。
スゴイ砂埃が舞うからマスクやサングラスは欠かせないね!
動画11:00分辺りから〈砂走り〉
下山道は山小屋が少なく救護所も無いので経験者向け
吉田ルートの分岐点である八合目の下江戸屋(江戸屋)を過ぎれば、砂払い五合まで山小屋がございません。そのため途中でトイレ休憩が出来ないのがデメリット。
また緊急時は山小屋も救護所も無いので登山経験者向けとなります。
まとめ
今回は、須走ルートをご紹介してみました。
富士山4大ルートの中でも唯一樹林帯を歩けることが特徴。
登山道と下山道が別なので、混雑が苦手で静かに富士山を登りたいという方におススメです。
最大の特徴は、下山道での〈砂走り〉
足首が埋まりそうなぐらい細かな砂利道が続き、豪快に駆け下りる事ができ富士登山名物となってます。
ただし下山道は圧倒的に山小屋が少なく、登山初心者には不向きかも。
樹林帯を抜けるとどこからでもご来光が拝めるので、混雑を避けて途中の山小屋でゆっくりご来光を見たいという方におススメです。