スタバでドリンクサイズの呼び名が分からず、いつも「ちょっと多めで…」で押し通す、
元アウトドアショップスタッフのZEENです。
いざとなったらジェスチャーで乗り切る覚悟でございます…
それはさておき…
今回はこんな疑問
ヘッドライトの赤い光ってなんであるんだろう…?
めっちゃ気になる…
たまにヘッドライトが眩し過ぎて困っちゃう時があるわ…
眼に優しいヘッドライトって無いかしら…?
ヘッドライトの赤い光、不思議に思ったコトありませんか?
・ヘッドライトの赤い光ってなぜあるのだろう…?
・赤い光があることは知っていたけど使ったことが無い…
・きっと意味があるのだろうけど白い光があれば大丈夫かな…
そんな疑問に、元アウトドアショップスタッフのZEENが解説します。
〈赤色LEDの意味〉ヘッドライトの基礎知識
ヘッドライトの赤色LEDってなぜあるの?
ヘッドライトになぜ赤色LEDがあるかと言うと、
ズバリ、
ヘッドライトの光が眩し過ぎると感じた時に使う為だよ!
赤色の光は、白色の光に比べて暗い場所で眩しく感じにくいという特徴があります。
例えば、夜間の山小屋やテント場など
「通常の白色LEDでは眩し過ぎて周囲の人々に迷惑掛けちゃう…」
「でもヘッドライトの光が無いと動けない…」
そんな時にヘッドライトを赤色LEDに切り替えましょう。
なぜなら赤色LEDは暗い場所でも眩し過ぎず眼に優しいから。
赤色LEDを使うならこんな時
例えばこんな時
・夜間、消灯後の山小屋でトイレに行きたくなった時
・テント場で夜間少し離れた水場やトイレに行きたい時
・山小屋の消灯後に荷物の取り出しや整理をしたい時
・夜間のテント内で食事や読書などして過ごす時
・日が暮れた山道や休憩ポイントで地図を見るため手元に灯りが欲しい時
ざっとこんな感じ
夜間の山小屋やテント場で過ごす為にはヘッドライトは必需品。
しかしヘッドライトを使うとき、光が眩し過ぎないよう周囲の人々への配慮が必要です。
そんな時はヘッドライトの光を白色から赤色に変更しましょう。
そうすれば眩し過ぎず周囲の人々にも迷惑が掛かりません。
赤色LEDは〈 ヘッドライトのマナーモード 〉なのよ~!
暗い場所で赤色LEDを使う理由
眼は光の変化に対して明るさに慣れるよう〈明順応〉と〈暗順応〉という働きを行います。
〈明順応〉と〈暗順応〉とは
眼は暗い場所から明るい場所へ移動すると、その変化に対応し明るさにすぐ慣れるよう順応します。その明るさに慣れる時間は数十秒から1分程度と言われています。
これを〈明順応〉と言います。
暗いトンネルを抜けた直後って光が眩しくて眼が見えない…
でもすぐ見えるようになるよね。
これが〈明順応〉
同様に、明るい場所から暗い場所へと移動すると、眼がその変化に順応し暗い場所に慣れるようになります。これが〈暗順応〉です。
しかし眼が慣れるまでには30分から1時間ほど掛かると言われています。
真夜中に目を覚ますと真っ暗で何も見えないわよね。
でもジワジワと目が慣れてきてゆっくり見えてくるでしょ。
これが〈暗順応〉
赤い光は暗い場所でも眩し過ぎない
しかしこの〈暗順応〉、強い光(白色)に弱いという弱点が…
白い光、苦手~!!
動けなくなっちゃう…
強い光(白色)に当たると、暗さに慣れようとする働きが鈍くなり、
暗い場所に眼が慣れるまで、さらに時間が掛かってしまいます。
そこで登場するのが「赤い光」
「赤い光」は強い光(白色)と違って〈暗順応〉を妨げる事無く働いてくれる光の色。
そして〈暗順応〉は暗い場所では光の感度が強く働きますが、色には感知しないという特徴が。
その特徴を利用したのが「赤い光」
色のある光(赤色)を取り込むことによって、
〈暗順応〉の働きを妨げることなく暗さに順応してくれるのです。
シーン別によるカラーLEDの効果
まとめ
今回は、〈ヘッドライトにはなぜ赤色LEDがあるのか?〉という疑問にお答えしました。
消灯後の山小屋で地図を見たりトイレに行ったり…
ちょっとヘッドライトの光が寝ている人の邪魔にならないか気になる時ってありますよね。
そんな時はヘッドライトを赤い光に切り替えて使いましょう。
そうすれば眩し過ぎず周囲の人にも迷惑掛けずにヘッドライトを使う事が出来ます。
赤い光は暗い場所でも明るく見え、眩し過ぎず眼にも優しい光です。
シーンに合わせてヘッドライトの色を使い分けてみて下さいね。