OD缶のガス残量を確認する方法〈ガス缶の基礎知識〉

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寝言で「眠い…」と呟いた 元アウトドアショップスタッフのZEENです。
快眠枕最強説…


それはさておき…


今回の疑問はこちら

一度使ったOD缶
どれぐらいガスが残っているか分からない…

ガスの残量が確認できる方法ってないかしら…

一度使ったOD缶(アウトドア缶)
また山で使用する時に、ガス残量が心配でついつい余計に持っていきがち。

ガス残量が分かっていれば、余計にOD缶を持って行かなくても済むのに…

よくある山あるあるですよね。


今回は【 OD缶のガス残量を確認する方法 】を
元アウトドアショップスタッフのZEENがご紹介いたします。


この記事を読めば分かること

・OD缶のガス残量を確認する3つの方法
・調理メニュー別のガス消費量



OD缶のガス残量を確認する方法

お山でコーヒーやカップラーメンを食べる時に欠かせないシングルバーナー。
その燃料となるOD缶(アウトドア缶)のガス残量って見た感じだけでは確認出来ないですよね。

もしガス残量が確認できれば便利だと思いませんか?


OD缶のガス残量ってどうやって確認するの…?


確認方法はザっとこの3つ。

・ OD缶を振ってみる
・ OD缶を水に浮かべてみる
・ OD缶の重量を測って残量を計測する


ではそれぞれ確認方法をご紹介いたします。



OD缶を振ってみる

まずは単純に〈OD缶を振ってみてガス残量をチェック〉してみます。ザックリとガスが残っているかどうかが分かります。

OD缶内部には液化したガスが圧縮された状態で入っています。なのでOD缶を振ってみれば音がします。

日頃のストレス解消を兼ねてOD缶を振ってみてください。
「サラサラ…」とか、「シャカシャカ…」とか
OD缶を振ってみてガス残量が残っていれば音がするはずです。

ただしこの方法はガス残量がザックリとしか分かりません。
なので正確にガス残量を知りたい場合は不向きと言えます。

OD缶を水に浮かべてみる

同じくザックリとガス残量を調べる方法として
OD缶を水に浮かべてみる〉という方法があります。

キッチンの洗い桶やバケツなどに水を張り、OD缶を浮かべてみましょう。ガス残量が残っていれば、OD缶が沈み込むでしょう。

OD缶が気持ち良く半身浴状態だとガス残量は余裕がありそう。
逆に沈み込まず水面をプカプカ浮かんだビート板状態だとガス残量は少ないでしょう。

この方法もザックリとしたガス残量の確認方法となります。

OD缶の重量を計測してみる

一番正確にガス残量を確認するには、
OD缶の重量を計ってみる〉のがおススメ。
OD缶自体の重量を計れば、正確にガス残量が分かります。

確認方法は至って簡単。
料理に使うキッチンスケールなどでOD缶を計るだけ。
未使用時のガス缶の重量と実際に計測したガス缶の重量の差が残りのガス残量となります

※事前準備として、
・ガス缶の総重量(ガス容量+ガスカートリッジの重量)
・カートリッジ自体の重量

この2点をメーカーサイトなどで調べておくとスムーズにガス残量が確認出来ます。


ガス残量の計測方法

例えば、お持ちのOD缶が〈EPI 230レギュラーカートリッジ〉の場合

EPI 230レギュラーガスカートリッジの未使用時データ
・OD缶総重量(ガス内容量+カートリッジ重量) …  376g
・カートリッジ重量(カートリッジのみの重量)  …  146g
・ガス内容量                  …  230g


未使用時のOD缶総重量からスケールで計ったOD缶の総重量を引けば、
使ったガス量が計測出来ます。

使ったガス量が分かれば、
未使用時のガス内容量から使ったガス量を引けば、ガス残量が分かります。


計ったOD缶の総重量が300gだった場合、
376g(未使用時のOD缶総重量)-300g(計ったOD缶の総重量)
=76g(使ったガス量)

未使用時のガス内容量が230gなので、
230g(未使用時ガス内容量)-76g(使ったガス量)=154g

なのでガス残量は154gとなります。


もしくは、
計ったOD缶の総重量からカートリッジ自体の重量を差し引きすれば、ガス残量が分かります。

300g(計ったOD缶の総重量)-146g(カートリッジ自体の重量)=154g(ガス残量)


154g(ガス残量)÷230g(未使用時ガス内容量)=0.669565…
なので、ガス残量は約67%ってコトだね。


主要アウトドアメーカーのOD缶データ

各主要アウトドアメーカーのOD缶データとなります。
ガス残量を確認する際の参考にしてください。

PRIMUSプリムス

型番品名OD缶総重量カートリッジ重量ガス内容量
IP-110小型ガス213g101g110g
IP-250G/Tノーマルガス(小)
ハイパワーガス(小)
375g150g225g
IP-500G/Tノーマルガス(大)
ハイパワーガス(大)
667g202g465g
参考:山と珈琲、心の一杯


EPIガス

型番品名OD缶総重量カートリッジ重量ガス内容量
G-7013110パワープラス(小)185g85g100g
G-7001230レギュラー(中)376g146g230g
G-7009230パワープラス(中)378g153g225g
G-7002500レギュラー(大)680g210g470g
G-7010500パワープラス(大)678g218g460g
G-7014190エクスペディション(中)337g147g190g
参考:EPIガス


SOTO

型番品名OD缶総重量カートリッジ重量ガス内容量
SOD-710Tパワーガス105192g87g105g
SOD-725Tパワーガス250385g155g230g
SOD-750Tパワーガス500680g220g460g
参考:SOTO


調理メニュー別〈ガス消費量〉

ちなみに定番山メシメニューでのガス消費量はこんな感じ

・コーヒー一杯分(約150cc)の水を沸かす場合、ガスの消費量は約3~5g
・カップラーメン(約300cc)の水を沸かす場合、ガスの消費量は約6~10g
・早ゆでパスタ(約500cc)の水を沸かす場合、ガスの消費量は約11~15g
・白飯1合炊飯(約200cc)の水を沸かす場合、ガスの消費量は約20g前後

※燃焼器具や使用状況により異なります


市販されている小さいOD缶サイズ(約100g前後)でも、
カップラーメン約10回分はお湯が沸かせそうですね。


まとめ

今回は、OD缶のガス残量の確認方法を解説してみました。

一度使用したOD缶は、次に使用する時にあとどれくらい使えるか不安なもの。
途中でガスが切れて使えない…て事が無いように、ついつい余計に持って行きがち。

そんな時は、実際にOD缶の重量を計ってガス残量を確認してみましょう。
ガス残量が分かれば具体的な使用量が分かりますし、余計な荷物も省けます。

これであなたもOD缶をフル活用。
ご利用は計画的に(^▽^)/


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