【登山の基礎知識】初心者必見!ダウンジャケットの選び方

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”もしあなたが食べ物だったら…”という占いに〈 おでん 〉と出た、
元アウトドアショップスタッフのZEENです。

おでんの何の具か気になって眠れません…



それはさておき…


今回はダウンジャケットについてのお悩み

・登山用にダウンジャケットが欲しいけど、選び方が分からない…?
・フィルパワーってどゆ意味…?
・登山用ってペラペラ薄いのが多いけど寒くないの…?


登山用のダウンジャケット選びでお困りですか?


これから登山を始めるなら欠かせないアイテムのダウンジャケット。
けどたくさん種類があり過ぎて、なにを基準に選んで良いか分からない…

そんな方に、初めてでも失敗しないダウンジャケットの選び方をご紹介します。

3つのポイントに絞り、元アウトドアショップスタッフのZEENが分かりやすく解説しますね。



【登山の基礎知識】ダウンジャケットの選び方〈3つのポイント〉

登山に最適なダウンジャケットの条件とは…

・ 荷物にならず持ち運びが便利
・ 体温を維持する高い保温性
・ 岩肌や木の枝にも負けない丈夫な生地

ざっとこんな感じ。


荷物になるわ、寒いわ、破れるわ…ではせっかくの登山も台無し。


なので、
初めてのダウンジャケット選びで、チェックしたい3つのポイントがコチラ

ここに注目!

その1:軽くてコンパクトに収納可能
その2:薄くて保温性が高い
その3:破れに強い丈夫な生地


では、それぞれ詳しくご説明していきます。


軽くてコンパクトに収納可能

なぜ登山には軽くてコンパクトな方が良いのか?

基本登山では、登山装備を全て背中に背負って持ち歩かなければ行けません。

単に山道を登るだけでも息がハァ~ハァ~あがるもの
登山はさらに重い荷物を担いで登らなければなりません。

なので、その装備品ひとつひとつが軽くて持ち運びが便利だとカラダの負担が抑えられます。

そこで重要になるのが、装備品の軽量化とどれだけ小さくコンパクトに収納して持ち運べるかという点。そうすればカラダの負担を抑えることが出来ましょう。

出典:https://tabinchuya.com/detail920.html

歩きながらのダウンジャケット着用はNG!

登山では、ダウンジャケットを着用しながら歩きません。
なぜならダウンジャケットを着て歩くと、すぐに暑くなって蒸れてしまうから。

衣服内が蒸れてしまうと汗冷えを引き起こし、逆に寒く感じましょう。

正しいダウンジャケットの着用方法は、足を止めた時。
休憩時や小屋に滞在した時の保温着として着用するのが正解です。

なので歩行時は基本ザックの中に収納して持ち運ぶ事となりますので、軽くてコンパクトが絶対条件となります


チェックポイントその1

ダウンジャケットは歩行時ではなく休憩時や小屋での滞在時に着用するのが基本。
なので歩行時に持ち運びやすいように軽量・コンパクトタイプがおススメ!


薄くて保温性が高い

薄くて保温性が高いダウンジャケットがおススメなワケ

登山では、薄くて暖かいダウンジャケットがおススメです。
なぜならダウンジャケットはミドルレイヤーと言われる中間着だから。

ダウンジャケットは保温性が高く暖かいのですが、雨風にめっぽう弱いのが弱点。
なので着用時に雨が降ってきたり風が強くなってきたらアウタージャケットを重ね着しなければなりません。

ダウンジャケットの上から重ね着しても行動に支障が無く、着膨れしないダウンジャケットが最適です。

重ね着しても動きやすい薄手が良いよ!

薄手ながらも暖かいダウンが登山には向いているってワケね!

フィルパワーの数値をチェックしよう

一般的には、ダウンジャケットは分厚くて羽毛がいっぱい入っている方が暖かいという認識。
しかしそれだと重く嵩張るばかりで登山には不向きです。

登山には少ない羽毛量で保温力の高い高品質のダウンジャケットが最適です。

薄くて保温性の高いダウンジャケットは、フィルパワー(FP)の数値を目安にすれば良いでしょう。
フィルパワーの数値が高ければ高いほど、軽くて保温力が高いと言えます

フィルパワーとは、羽毛が押し潰されても元に戻ろうとするチカラ。
数値が高いほど少ない羽毛量で大きなデッドエア(空気の層)を作り出す事が出来ます。

出典:https://downjacketsentakuhouhou.ikeike.biz/entry3.html


フィルパワー(FP)の数値によるダウンジャケットの品質がこんな感じ

・500FP以下   ・・・ 低品質ダウン
・600~700FP ・・・ 良質ダウン
・700FP以上   ・・・ 高品質ダウン


では実際にどれぐらいの数値のフィルパワー(FP)が登山におススメかと言うと

登山に最適なフィルパワーの数値は
700FP以上を目安にしましょう!


ダウンとフェザーの配合率をチェックしよう

羽毛の保温力は、ダウンとフェザーの配合率も関係します。

ダウンにはダウンボールフェザーの2種類が存在し仲良く配合されています。

出典:https://futon-reform.com/umoubuton-kihon/


ダウンボールとはタンポポの綿毛のようにフワフワとした羽毛のこと。
逆に芯があり羽根の形状をした羽毛をフェザーと呼んでます。

ダウンボールだけではロフト(かさ高)を維持する事が難しく、弾力のある羽軸タイプのフェザーを数パーセント配合させ、ダウンボールの偏りを防ぎ、デッドスペースと言われる空気の層を確保し保温性をキープしています。


そのダウンボールとフェザーの配合率によって保温力が変化します。
フェザー自体に保温性は無いので、ダウンボールの比率が多ければ多いほどより暖かい羽毛と言えます


たとえば、ダウン率が80%であれば

ダウンボールが80%、フェザーが20%の割合で配合されています。



登山に最適なダウンジャケットの配合率は、
ダウンボール90%:フェザー10%以上がおススメだよ!

ジャケット裏生地の品質表示タグに表記していると思うのでチェックしてみてね!


チェックポイントその2

登山ではレイヤード(重ね着)が基本スタイル。
なので重ね着にも対応出来るよう、薄くて保温性の高いダウンジャケットがおススメ!


破れに強い丈夫な生地

いくら高品質なダウンを使用していても、生地が破けて羽毛が噴き出してしまえば元も子もなし…
トイレにトイレットペーパーが無かった時ほどの絶望感に襲われます。

そこでポイントとなるのが丈夫な生地
リップストップ生地のダウンジャケットがおススメです。

出典:株式会社ロゴスコーポレーション

リップストップ生地とは引き裂き強度に優れた素材。
その中でもリップストップナイロンが軽量で強度があり雨にも強いという事で、幅広くアウトドア用品に採用されています。

リップストップとは、「Rip」裂ける +「Stop」止める

すなわち、もしも木の枝や岩肌で生地が破れたとしても
傷口を最小限に食い止めてくれる丈夫な生地。

主にナイロン繊維を格子状に織り込んだ生地で、引き裂き強度に優れた素材です。


リップストップ生地とは

英語から翻訳-リップストップ生地は、多くの場合ナイロン製の織り生地で、特殊な補強技術を使用して、裂けたり破れたりしないようにしています。製織中、補強糸は一定の間隔でクロスハッチパターンで織り込まれます。間隔は通常5〜8ミリメートルです。薄くて軽いリップストップ生地は、太い糸が薄い布に織り込まれているため、2次元構造になっています。

引用:ウィキペディア(英語)

リップストップナイロンは、
パラシュート素材に採用されているぐらい丈夫な生地なんだよ!


チェックポイントその3

登山では、木の枝や岩肌など危険がいっぱい。
なので破れや引き裂き強度が強いリップストップナイロン素材がおススメ!


まとめ

今回は、初めてでも失敗しないダウンジャケットの選び方について、
3つのチェックポイントに絞り込み解説してみました。

登山に最適なダウンジャケットは、
持ち運びに便利なよう軽くてコンパクトに収納出来るかがポイント。
それでいて薄手ながらも保温性の高いダウンジャケットが最適です。

その決め手はフィルパワー&ダウン比率。
このフィルパワー&ダウン比率に注目して最適なダウンジャケットを選んでみてくださいね。

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